育休×仕事

【保育園落選狙い】わざと保活失敗して、育休を延長するブラック社員

保活あえて落選

保育園に入れる(可能性がある)のにわざと落選。

そして育休を延長。

これは果たしてアリかナシか。
意見が分かれるところ。

法律や制度としてはOKなのかどうか。

取得する側の言い分と、会社側や同僚からどういった印象になるのかも含め解説します。

Contents

法律的に問題無し!制度上はグレー。モラルとして・・・

法律的にはセーフ。違法ではないので、罰せられることはありません。

ただ制度上はグレー。

制度として1歳を越えてから保育園に入れて復帰するのが大前提。
ただ保育園に入れなかった人のために育休を延長する措置があります。

つまりルールとして保育所に入所を希望しているが入れない。ということが条件なので、
落選狙いはこの条件に合っていません。

だって保育園入るの希望してないんだもん。

入れるのに入らないという手段が、制度を悪用していると捉える人もいます。

それは制度が悪い!!育休期間伸ばせ!ってのは最もな意見ですが、今の制度上そうなっているのです。

制度が悪いから活用できるならしてもOKでしょ!って意見もありますが、それは人としてのモラルですね。

会社の状況や生活環境によっても印象が違いますので、一概に育休延長=モラルがないとは言えません。

ただあえて落選して育休を延長するという行為は、制度の抜け道を使っているということになります。

落選狙いをする理由

そもそも保育園をあえて、落選にする理由はなんでしょうか。

それは育休を延長することによるメリットが大きいからでしょう。

  • 子供といる時間を増やしたい
  • 働きたくない
  • 延長することで継続して給付金がもらえる
  • 仕事を辞める予定だから、ギリギリまで育休を延長したい

メリットが大きいです。
仕事を休めて、子供の成長をずっとみれて、お金までもらえる。

この制度を使わない手はないですよね。

延長したくなる気持ちも分かります。

会社にどのくらいの負担がかかっているか把握しよう

育休を取ることでどのくらいの負担が会社にあるのか把握しておきましょう。

基本的には金銭的な負担はありません。

あるとしたら、事務的な手続きが面倒だったり、
欠員補充や業務の穴埋めの要員が必要になることでしょう。

会社全体に迷惑がかかるというわけではなく、業務を穴埋めする人、手続きをする人に負担がかかるということを覚えておきましょう。

周囲からはどう見られるか

 

子育て世代にはメリットが多い一方で、周囲からはよくない目で見られることが多いようです。

子育てをしっかりとしてきたママの同僚にさえ悪い印象を与えてしまうことも。

上司や先輩から

仕事に専念してきた人が多く、育児を主体としてやってきていない世代です。
そのため全員が理解ある人ではありません。

会社としては制度上、反対することはありません。
理解の有無はともかく、一般的な上司であればあからさまに悪い評価にしたり、態度に表すことはしないはずです。

しかし、育休を長期間取ることで欠員が出ている状態になると直属の上司や先輩から悪い印象になることも・・・

子育て世代を多く見てきているような上司は、あの人はすぐに復帰してこんなに頑張ってるのに、全然復帰しないのはおかしいな。と感じることもありそうです。

 

子育て世代ではない同僚から

子育てをしていない人は、育児の辛さが分かりません。
育児はこんなに大変なんです!!!といくら訴えても、伝わらないのです。

そんな世代の感覚としてはこうです。

育休=楽してる

子供が1人じゃ何もできないから育休はしょうがないけど、休んで子供と遊んでるだけだからいいよな。

って感覚の人もいます。
育児の辛さを分かっていない人は、そもそも育休がどのくらい取れるなども分かっていないことが多く、6ヵ月で復帰しようが1年半で復帰しようが印象は変わらないという人も少なくありません。

仲間だと思っていた同僚ママでさえ

中には、育児の辛さを分かっているママの同僚でさえ悪いイメージを持つ人も。

「私は保育園決めるために苦労して保活して、0歳児クラスから入園させた。復帰後も仕事も育児もやってる。なのに、保活もしないで仕事もせずに育休延長なんてズルい。」

というような、自分の頑張りが無駄になってしまうような感覚で不公平を感じる人もいるようです。

 

落選を狙って育休を延長したいなら

work

復帰した時にスムーズに仕事ができるように育休前、育休中にコミュニケーションをとっておくしかありません。

こういった事情があるから、育休を延長したい。
復帰したらこんなことをしていきたい。
育児が辛すぎてとても仕事までできるような状態じゃない。

ひとつひとつ周囲の人に伝えていくことで、理解者が増えるはずです。